2012年1月15日
「消える」というエントリーを書いてケリをつけたつもりですが、突然の悲しみに腑が引き裂かれるようです。
昨年末Oさん逮捕のニュースに、業界再編成の動きと業界全体の落ち込みを感じずにはいられませんでした。
私は2年の療養期間がありますが、プログラムコード漬けに苦しむ生活から抜け出すため、子供の頃からの夢だったプロ作家の道をこっそり目指しました。しかし、キツい仕事と修行の両立がたたり、当時一番難しいと言われていた坂本さんの番組オーディションでデモテープが通ったのと同時期に体調を崩しました。一方で各方面へのデモが通りやすくなりプロへの入り口が開かれました。その前から、同じくプロを目指す京大の男の子と知り合いになりました。ネットでです。ネットで人は知り合いになるものかとの、初めての体験でした。確か1996年頃。一般向けADSLサービス登場前で、テレホ接続していた覚えがあります。検索エンジンも無く、男の子の存在を知ったのはホームページのリンクを辿って、だったように記憶しています。もう15年も前になるんですね。
なぜ音楽を作るのかという基本的な問いから、セオリーは必要か?才能とは何かというクリエイター話、音楽論、技術論、人は何故生まれるのか生きるのかという問いまで、業界の話だけではなく創造に必要なあらゆる事を互いに問いかけました。膨大な量のメールをやり取りしたように思います。思い出せる限り今まで出会った中で一番頭の良い子で、彼と私は考え方が全く異なりましたが、批判も建設的でとても面白かった。
彼はデビューが決まり、私には事務所がつきました。彼が大学4年生時に事務所がインディーズで制作させたデビューアルバムは恐ろしいほどの出来映えで、吸収力が抜群に高い彼はあらゆるジャンルを短期間で自分のものにし作品にしました。器用さは魅力でしたが、何よりも先天的な声質と彼の作る歌詞に最大の魅力がありました。それはとても繊細で、死を意識したことがある人間のものでした。
その翌年、不定期的にあるという業界再編が起こり、彼の所属事務所は分裂、私の事務所は合併し別ものになりました。他にもデビュー中止になる同期の子もいて、決まっていたはずの話がほとんど流れてしまうような不運な年でした。私はデモが事務所により名義替えされた事を知り、業界から足を洗い療養に専念することにしました。目標を達成できなければ即辞めるのが自分との約束であり、その年に才能を金銭に換えるとの目標が達成できなかったためです。交渉すれば良いのに、「才能を極め好きな事で仕事をする」という甘い考えしかなく、ビジネスというものを全く理解せず、できない自分を発見しました。
彼は諦めず、でも不遇な道を歩むことになったのでしょう。
ビジネスができるようになろうと決意した私は、業界の事を考えるのをやめました。テレビも一切見ない。全ての機材とCDを処分しました。職場復帰し転職し、ビジネスができるようになる事を目標にキャリアチェンジしました。
2007年だったと思います。渋谷をお昼休みに歩いていたある日、街に流れた中島美嘉さんの歌にゾクっときました。このメロディーと歌詞はもしかして。調べてみるとやはり彼のものでした。よかった、ヒットが出て。これで売れると。私も頑張ろうと。
その彼が先日亡くなりました。twitterでこっそりフォローしていたのですが、年末年始やたら饒舌でおかしいなと、突込みを入れようかと思いましたが、私はきっぱり足を洗い随分経過しているので踏みとどまりました。最後のtweetの次の日、自殺したそうです。もう満足したとの遺書を残して。
仕事のキツさから抱えたトラウマが昨年消えたように感じましたが、15年という長い年月が経過したからでした。一人の男の子が目標を定め努力し実力をつけ評価を受け様々な環境変化に対応し成功するまでの長い年月だったのです。
若くして亡くなってしまった彼の死を多くの人が残念がるのは当然のことです。しかし、誤解を恐れずに言うと私には彼は十分に生き延びたように感じます。中学生か高校生の頃に死を考える、頭がよく多感で繊細な人間です。
大学3,4年の時期に人生の根源的な問いを共有してくだっさった彼。本当は同じように繊細ですがブザマに生き延びている私。ありがとう、そして、お疲れさまでした。どうか安らかにと願わずにはいられません。
2012年1月7日
当ブログairpucciで人気なのがMacBookAirに関するエントリ。ありがとうございます。購入からそろそろ1年。 (続きを読む…) MacBookAirの容量が足りない
2012年1月2日
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
昨年は、時間を作り今までできなかったことに取り組んだ年でした。今年は (続きを読む…) あけましておめでとうございます。
2011年12月29日
ゆく年来る年には少し早いけど、、今年は色んなものが消えてしまった年でした。
震災で失われた多くの人々の命が何よりも大きいでしょう。
敗戦直後のようだと言われていましたが、そういわれても敗戦直後を知らないのでピンときていなかったのですが、そうなのかも知れない。と最近感じるようになりました。とにかく、何も無いところから立ち上がって行かないと。
モノを所有することも意味がなくなりました。所有したとたんにモノの価値が下がるし、そもそもデフレなのでモノを所有すること自体に経済合理性がないし、所有物の差よりも能力の差へと価値がシフトしました。
ビンラディンやらカダフィーやらキムジョンイルやらが亡くなりましたが、意外にインパクトが無かったな。ジョブズの死は大きくぽっかりと穴が開いたようでした。
個人的に消えて嬉しかったのが、 (続きを読む…) 消える
2011年12月6日

北海道で小型宇宙ロケット開発事業に取り組む、植松努さんの講演に行ってきました。「小作人根性」と呼んで普段から忌み嫌っているのですが、私は下らない常識が嫌いです。それでも普段の考え方の枠組みを外されてしまいました。このかた凄いです。
そして、このような方が注目を浴びるとは、いい時代になったのだなと思います。 (続きを読む…) ロケットを作る植松努さん
2011年11月28日
10億のエントリーを書いて4か月経過しました。
地元の自治体がやっている起業塾、最後はビジネスプランコンテストになっていて、2位入賞しました。
ベンチャーで事業計画をやっていた私としては、ビジネスプランなどかけて当たり前なのですが、今回はとても苦しみました。
今まで書いてきた数字はたぶん嘘だったのです。
今回と決定的に違うのは、他人のお金ではないこと。したがって邪魔が入らないこと。これは経験したことがありません。すごいことだ。
マーケティングのセンスだけで事業計画をしていたのが、自分の身に降りかかる覚悟のあるものとして向き合い、本当に苦しみました。
そして、10億のご指摘。
この数字のインストールが一番あり難かったかもしれない。
10億です、10億。とりあえず10億目指します。
今後30年でお金の存在意義は変わるかもしれません。そういう世の中の変化も右目奥ななめ後ろあたりに入れながら、10億とは何が必要とされて10億なのか、見極めながら進んでまいります。
諸先生方、貴重なお時間くださった経営者のみなさま、
ありがとうございました。
2011年11月1日
Music&Artのジャンルは久々に書きます。一生で一番好きなジョーヘンのダブル・レインボウはおいといて、
日本人ミュージシャン作品です。空気が澄んで少し涼しくなったこの季節にぴったり。今は亡き、六ピ(六本木ピットイン)によく通っていた頃のリリースです。 (続きを読む…) Red&Blue
2011年10月31日
Wiredで取り上げられたので、今日はMSのFutureVisionが話題でした。airpucciでも昨年4月にfuture vision 2019 vs 2010としてとりあげています。
Appleの快進撃に負けまくり影の薄いMSですが、FutureVisionは非常によくできています。 (続きを読む…) MicrosoftのFutureVision 2019 vs 2011 vs 2010
2011年10月17日
地元に戻ってきてまず思ったのは「観光サイトを立ち上げたい」ということ。いや、観光サイトはオフィシャル勝手サイト沢山あるのですがどれもステレオタイプで正直ウザい。田舎者目線で魅力がないんですよね。そりゃそうだ。地元を出ることができない人間に首都圏オサレ女子のテイストなんてわかるはずないもの。結果すべてが的外れ。もったいない。
首都圏オサレ女子がiPhone片手に車なしで楽しめる観光情報サイトが作りたいのです。とうことで、HTML5+CSS3、レスポンシブwebデザインで技術的な方向性は決定。なるべくファイル読み込み少なくしたいので、Webフォントにも挑戦してみたいな~と思いやってみました。 (続きを読む…) Google Webfont使ってみたよ
2011年10月11日
苦手なタスク管理のために読んだ2冊というエントリーが割と人気なのですが、いまだにスケジュール管理、ToDo管理には悩んでいます。しかし、いい加減きちんとしないと、プロジェクトが並行状態になったときに耐えられなくなるはずで、ちょっと真剣に調べました。
(続きを読む…) iPhoneでのToDo&スケジュール管理アプリ決定しました