めずらしく激褒めされているiPad
朝起きたら、iPhoneを手にし、Sleep Cycleで睡眠状況を確認し、メールを確認し、twitterを見るというのが最近の習慣です。眠っていた間の出来事がすぐに確認でき、今日は何をすべきか決定できます。手のひらサイズのiPhone、起きぬけ状態の片手で全部できてしまうところがすごい。いままでこんなツール、なかった。ちょっとした近未来にもう、来てしまいました。
iPadが発表されたとき、「でかいiPhoneだ。モーニングビューワーにはならない。ノートPCの代わりに使うにも、ソフトキーボードの動作が気になりそう。」そう思ってSONYのVAIO Pを購入しました。
私がiPadの可能性に気付いたのは、初めて電子本を読んだときです。
Discover21社から出た佐々木俊尚さんの「電子書籍の衝撃」を電子本としてiPhoneで読んだとき。言葉が脳に入ってくるスピードでさくさくページをめくれる快感、片手で寝転びながら読み、暗い中iPhone画面の光で読み、すぐに立ち上がる続きページを合間合間に片手で取り出して読み。紙の本ではできなかった読み方。電子本は読むというスタイルも拡張してくれると体感できたとき、iPadのサイズなら様々なメディアの消費スタイルを変えてしまう!と感じました。
iPadの凄まじいまでの可能性
岸さんは、
・コンテンツのクラウド化による消費場所のシームレス化
・旧来の新聞/ラジオ/テレビ/本/雑誌というメディア種別問わず消費できるというコンテンツ媒体のシームレス化
・テキスト/写真/映像/音楽という表現形式を問わないコンテンツの拡張性
・複数人が1端末を同時に操作できるという新しいインタラクティブの可能性
を説き、『エンターテイメント消費のイノベーションを起こす』と紹介しています。
現在は慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授の岸さんですが、元METIで小泉竹中時代に内閣府に出向し改革を実行した話題の人でした。喧嘩省庁出身らしく普段は批判が多い方ですが、iPadに関しては珍しく褒めています。
残念なのは、このようなデバイスがSONYのような日本メーカーから出なかったことです。
デバイス、と考えるのがよくないですね。
AppleがiPadでやろうとしているのは、新しいライフスタイルの提案です。情報消費の新しいスタイルを提案し、情報そのものの新しい姿を提案し、そのツールとしてiPadを発表しているのです。
ビジョンがあり、「こういうライフスタイルであるべき」というがメッセージがない限り、権利やら利権やら、specやら先端技術やらがあっても、モノはできるかもしれないけど、驚きと感動を与えるものはできない。日本のまじめな中高年技術者に足りていない部分。
見えない情報のストリームが空気中にいつでも流れている時代、私はそれらとコンタクトするアンテナのような気分でiPadを使いたいと思います。
- 2010年5月10日10:55 PM
- | category : Thinking
- | comment(2)






