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小さなチーム、大きな仕事―37シグナルズ成功の法則

   


電車の細切れ時間を使って読了。
アメリカの37シグナルズというネットベンチャーの人が書いた、いまどきの起業と仕事観のお話。彼らは「起業」という概念を好まない。会社を始めると言っている。

20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義」も起業予備軍、スタートアップ向けの本で、Amazonで見るとこの2冊セットでお勧めされます。

言っていることが微妙に違うところが面白い。
「20歳のときに知っておきたかったこと」は、あくまでも工学部大学生向けに起業マインドを教える講座を元にした内容ですが、「小さなチーム、大きな仕事」は、実際に軌道にのったITベンチャーの人が書いた本なので、リアリティはこちらのほうがありますね。

ITに限らずベンチャーはIPOかBuyoutか、とにかく大きくなってexitを求められる=投資したい人が集まり、ともすれば中身の無いexitを目指す集団のように思えるときがあります。2000年以降リーマンショックまでのITバブル、土地バブルの頃に顕著だったように思います。

最近の20代を中心とした社会起業家を目指している集団は少なからずそのような風潮に対するアンチテーゼのように思えます。37シグナルズにも、同様なマインドが感じられました。
小さなビジネスをリスク少なく始め、長く緩やかに成長させることを指向しています。大きなexitとは無縁で興味もなくベンチャーキャピタルも不要。私が目指している小さくて良質なブランドビジネスはまさにこのモデルで、急激に立ち上がることは無いけれどもローリスクハイリターン、もっとも幸せなモデルだと思っています。

・失敗から学ぶことは過大評価されている。成功した人が次に成功する確率は34%に対し、失敗した人は何もしなかった人と同程度の成功しかおさめていない。
・小さなビジネスのままでよい。持続的な利益が出るほうが大事で誇るべきこと。
・アイデアなんて安いしいくらでもある。最初の売り文句になったアイデアはビジネスでは無視できるほどに小さい。大事なのは始めること、どうやって成し遂げるかということ。
->確かに、私はアイデアの価値を過大評価しているところがあるな。実際進めは現状に合わせてどんどん柔軟に変えていくのがビジネスだから、アイデアそのものに大きなウェイト、レベニューを求めるのは現実的ではない。アイデアなんて誰にでもある。
・外部資金は避ける。投資家が優先となり顧客が後回しになり、利回りが重要になり、取引が不利になる。
->大きなexitを狙っている人は目的が投資家と一致するのでそれはそれでよいと思います。でも、ソーシャルな時代を迎えて、強欲なexitモデルは歓迎されず成立もしないような気がします。自分や自社を無理に大きく見せる傾向が出てきて、中で社員やっているとしんどかった会社がありました。
・必要なモノは少ない。豪華なオフィスは要らない。->ノマド的な発想
・中途半端な一つではなく、よくできた半分でリリース
・競合に真似されないために、自分をサービスの一部にする->この人から買いたいと思われること
・競合相手に教える->これはやってみたい
・舞台裏を公開する->ザッポスみたいに
・「本質だけになるまで切り落とす。だが詩を取り除いてはいけない。余分なもののない清潔な状態を保つが、不毛にしてはいけない」

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Comment

  1. ともちん より:

    [ブログ更新] 小さなチーム、大きな仕事―37シグナルズ成功の法則: 電車の細切れ時間を使って読了。
    アメリカの37シグナルズというネットベンチャーの人が書いた、いまどきの起業と仕事観のお話。彼らは「起業」という概念を好まない。… http://bit.ly/caJ8db

  2. […] 昨日の小さなチーム、大きな仕事―37シグナルズ成功の法則で、規模の追求を求めない点が社会起業家っぽいなと思った点で、最近引っかかっていることがあるのでメモっておく。 […]

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