「希望を捨てる勇気」その0

どうやら同じJiyugaokanな池田信夫先生の本。ようやく読みました。

この本は若い人に売れているそうです。
私はマクロ経済にはとんと疎いのですが、この本は失われた20年と言われる日本の経済停滞の原因を様々なデータを提示しながら指摘しています。国際社会の変化に対応できず高度経済成長を支えた制度のまま硬直化した労働環境、産業構造が元凶と。

「希望を捨てる勇気」というタイトルにある「希望」とは、この本では「いつか日本もそのうちに適当に復活するだろう」という根拠不明な観測を持っている甘えた中高年の希望を指しています。彼らに足りないのは「日本はもはや成長しないという絶望」であり、彼らの絶望が足りないので変わっていこうともしないと。

私は失われた20年を社会人として過ごしてきています。

1995年ごろまでなら何とかなっていた。でもその後は、だましだまし。失われた20年の最初の10年も知らない人に本書は読まれているのでしょう。池田氏のご指摘はまさにそのとおりです。

日本の金融資産をキャッシュで持つお年寄りと、社内失業しているワーキングリッチな中高年で日本はあふれかえっています。

自分の頼りにならない失われた20年の記憶をたどりながら、感想を書いてみたいと思います。

つづく。

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