心はいつもAirPucci (空元気でもいいから)

毎日がPucciを着ているような気分

シンガポール。増えたもの、減ったもの、相変わらずないもの。

      2013/10/27


シンガポールは1965年にマレーシアから独立建国して以来、45年。そのうち私が見た半分弱の20年間で増えたもの、減ったもの、相変わらずないものをリストアップしてみます。

増えたもの

●人口
1990年代初めは300万人程度だったでしょうか。2000年代初頭に再度仕事で渡星したとき、すでに人口が膨れ上がっていました。居住者も出稼ぎ労働者も増えたそうです。2010年の今年は480万人ほどに。

●ビル、高層住宅
1990年代初めに、寂しく始まったマリーナ地区の開発。オーチャードから離れたエリアに高層ビルを作り「不便なことするなあ」とおもっていたら、あれよあれよと高層ビルが立ち並ぶエリアに。

非常時には滑走路として使えるよう設計された、チャンギ空港から市街地へ行く道路が好きだったのですが、昔はこんもりとした緑には挟まれた道もいまや庶民が住む高層住宅エリアになってしまいました。


●無印良品
とか、日本のモノ、会社。星国は日本の会社や技術(ETCやsuicaのような交通システムなど)を日本よりも貪欲に導入してきたので、元々日本の会社が多い。日本で生まれたものを上手にアジア展開しているように見えました。星国はイケイケドンドンな雰囲気があるのでmujiやユニクロのシンプルさは空虚で貧乏くさく見えましたけどね。mujiが力の抜けた日常に見える日本の成熟ぶりが素晴らしい。

●インド人
星国に住み着いているインド人ではなく、家族連れのインド人旅行者が多かった。以前は自分の場所を見つけるように歩いていた人たちですが、今では豊かさと実力に自信を持っていて楽しそうでした。

●見せ掛けの娯楽
観覧車ができたり、sexや暴力に対する表現をやや緩和していたようだけど、サブカルチャーが育つほどのパワーもなく、相変わらず退屈。


●歩きたばこの人
星国では違法行為。歩きタバコの人を初めて見たのは10年前。だらしなく太ったインド系若者でチーマーな雰囲気漂う子達がいきがって歩きタバコしていた。社会的地位の低い人が自己顕示のためにやるものだったが、今回は仕事持っていそうな若い中国系女性の歩きタバコも。「仕事してるし、できるけど、社会ってかったるいのよね」的な雰囲気。

減ったもの

●コロニアルスタイルの木造住宅
市街地ではラッフルズホテルが高層ビルに囲まれて寂しく英国コロニアルな雰囲気をかもし出していますが、ビルが立ち並ぶ前はエレガントな2階建て木造建物があちこちにあったものです。どうして壊すんだか。。まるで上海と競うかのようにビルだらけに。その上海も昔はエレガントだったと思うのですが。それを言うなら大江戸cityも京都cityも昔の面影ないですね。


●緑
切り崩されて高層住宅になっています。


●欧米のイケイケな人
いかにも投資銀行に勤めています風な人が減りました。星国経由でバリなどの周辺リゾートに向かう人も減っているような。わざわざ星国で過ごすメリットがないと感じたのでしょう。彼らの星国に対する評価は「退屈」ですから。IT系の欧米人は逆に増えているように思えました。


●アジアらしいゆるさのある雰囲気、人の気持ち
ベトナムやカンボジアにも通じるような、東南アジアならではの懐の深いゆるさが昔はあった。今の星国は芸のない香港人。

●トラックで運ばれるバングラデッシュ人工夫
これはとうとう見かけなくなった。軽トラックの荷台にバングラデッシュ人が20人くらい乗っけられてあちこちに運ばれていたのに。

●ホッカセンター
フードコートは増えたけど、ご飯におばちゃんお手製のおかず2,3種類を盛り合わせるホッカセンターは減った。見た目汚いけど200円くらいでおいしくて大好きだった。一時期増えた欧米人向けにフードコートに改装されてしまいました。

相変わらずないもの

●シングリッシュじゃない英語
英語教育も続けば洗練されると思いきや、シングリッシュ育ちがシングリッシュを教える立場になりシングリッシュぶりに拍車がかかり、かなり聞き取りづらいレベルに進化。

●文化
sexや暴力の表現は緩和しているものの、星国originな強いカルチャーは相変わらず見当たらない。食べ物と経済だけ。何の楽しみも生み出していないということ。何のために生きているのだろうか?

●アート
国策でアートには力を入れているはずだけど、たいしたアーティストが育っていない。歴史が短い上に表現規制も思想規制もあるのだからアートが育たないのは当たり前。日本ではあちこちの美術館で見られるような美術史に残る名画もこの国にはない。新興の半社会主義国だけに、この国は文化的最貧国なのでは?


●美女、美男
経済が発展すれば幸福になり、満足度が高まればそれに呼応して人の顔は穏やかになり、美しくなるはず。なのに、この国には相変わらず美女、美男が皆無。ゼロです。装置としては面白い国なのに、目だった文化が生まれず退屈な原因は人に魅力が感じられないせいではないでしょうか?東南アジア的緩さがあったときのほうが、人の顔は良かった。

日本の高度経済成長期のような時代からインフラをつくり発展ぶりを見てきて思い入れのある国なのに退屈(boring)と思わせるからには、相当に退屈な国なのです。

「シンガポールを見習え」という論調は多いですが、
・国土は国のもの
・表現規制と思想規制
・国民皆兵
・徹底したエリート主義
だからこそ可能な部分がほとんど。
狭い国土を効率活用し、経済発展しなければ生き残れないというリスクが国民に共有されているからこそ、官僚主義も表現規制も許されている国。計画的な都市開発にすら「福祉にまわせ」と文句を言い、優秀な人を優遇すれば「差別だ」と言う日本では、かなりの制限条件を与えなければ真似できない方策なのですよ。移民を真剣に考えるほどに妄信的に好きな時期があった国なのですけどね。

それよりも、人の魅力、歴史の長さ、文化の奥深さ、日本のとてつもないソフトパワーを他国で懐かしく感じました。美男美女ばかりだし。

成熟したおもてなし文化海外受け入れチームと、若い機動力を生かしたステルス型の海外展開チーム2つに分けて投資すれば日本のよさを生かした成長分野のおいしいどこ取りできないかな。

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 - 空元気な日々 ,

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