心はいつもAirPucci (空元気でもいいから)

毎日がPucciを着ているような気分

オカルトはもういいよ。

   


今は多少落ち着いてきた感がありますが、福島の原発事故を巡る報道が変で訳わかんない。変というのは、「明らかに報道する側が物事を理解していない」という意味でです。その極みがAERAの表紙でしょう。科学的な理屈を説明しないで、情緒的に怖いを繰り返すオカルトはもう結構ですよ。個人的に、ゾンビ(古っ)のような怖がりエンターテイメント、ホラーやオカルト映画は時間の無駄で嫌いなのです。エンタメ好きな人は科学的な理屈を一般の人に理解させようとしないまま、原発やら放射能やらの怖さとやらを勝手に煽って楽しんでいればと思います。ホント、時間の無駄。

見えないものを見えると主張し、聴こえないものを聴こえると主張するのがオカルト。
見えないものを普通の人でも見えるようにし、聴こえないものを普通の人でも聴けるようにするのがアート。
答えの出ない命題に、自分で真理を打ち立てるのが宗教。
答えの出ない命題を探求し、真理を発見するのが科学。

私のスタンスは、アーティストでありサイエンティスト。
オカルト好きな人は勝手にどうぞ楽しんでいただきたい。

報道されている放射線量の単位がバラバラでわかりづらいという問題、ついに総統閣下の逆鱗にふれたようですよ。

これは3/15のNHK放送をだれかがキャプチャしたもの。
絵には数値が書いてあるけど、単位が書いていない。まず、事実を報道する基本がないのですが、単位を省略しているために、違う単位のものも同列に並べて比較している。
この日、いわき市では23.73μSv/hが計測されたらしいのですが、番組内では23.73μSvと言っており、X線一回の照射よりも少ないと言っていました。

これはおかしいでしょう。多少なりとも理系ならば見た瞬間におかしいと思えないとおかしい。文系でも戦略系の人は見た瞬間におかしいと思えないとおかしいでしょう。もちろん報道系の人もね。

これはローマ(0.25μSv/h)の100倍近く高い放射線の強さです。
トップページから全国の放射線モニタリング値が見れるようになった文部科学省によれば、いわき市あたりの現在の放射線の強さは1.5μSv/h。随分減少しましたがそれでもローマの6倍です。

いわき市は原発から約30kmと避難勧告ぎりぎりの地域ですが、福島県全域で通常よりも高い放射線が観測されつづけているようです。私はできることならみなさん県外に避難していただきたいと思います。
X線のように瞬間で放射線を浴びるよりも、通常よりもやや多い放射線に日常的に接する方が生体にとってストレスになるのでは?と考えるからです。あくまでも仮説ですが。。。

通常よりもやや多い放射線に日常的に接するリスクを、細胞生物学的、生化学的で見ている人、いないのでしょうか?

テレビの解説で出てくる学者は検査のために放射線を扱う医療現場の人か、実験で放射性同位体を使う実験現場の人。どちらも閉じた世界の人達(in vitro)。仕事において放射線にさらされる機会があるため、彼らは自分の被曝量を常にチェックしています。この人達の被曝量はSv/回で算出されるもので、1回あたりの被曝量と年間の被曝量を把握している。
つまり、いま私たちが被るかもしれないと考えている原発由来の空気からの被曝とは条件が違うし、ましてや放射性物質をこの人達は体内に接種することはない(当然ながら)。条件の違いに気づいているのかいないのか、自分の学術分野の常識しか言えない人達で、私たちが直面している現実にあわせた話ができないため使えない。

通常よりもやや多い放射線に日常的に接するリスクを研究している学者がどうもいないようなので、今現在は放射線技師など、仕事において被曝する人達のための勧告で示されている値、

 50mSv/year かつ 100mSv/5years

この値を自然被曝以外に許容する被曝量の上限値としてリファレンスにするしかないでしょう。

50mSv/yをμSv/hに換算すると、
 50mSv × 1000(μに換算)÷ 365日 ÷ 24時間 = 5.71μSv/h

 5.71μSv/hが1年でやめる事が条件の放射線技師の上限被曝量と同じくらい。日本における通常の空気被曝量を0.05μSv/hとしてその分を加算すると、
 5.71 + 0.05 = 5.76
モニタリング値が5.56μSv/hで日常生活分以外からの被曝を許容する上限値。
屋内では放射線量が仮に1/10に低減されるとすると、ずっと屋内にいるなら57.6μSv/hまでなら何とか許容範囲。でもそんな生活できないよね。

100mSv/5years=20mSv/yearなので、より厳しいこちらをリファレンスにするなら、
 20mSv × 1000(μに換算)÷ 365日 ÷ 24時間 = 2.28

 2.28μSv/hで正規雇用の放射線技師の上限被曝量と同じくらい。日本における通常の空気被曝量を0.05μSv/hとしてその分を加算すると、
 2.28 + 0.05 = 2.33
モニタリング値が2.33μSv/hで日常生活分以外からの被曝を許容する上限値。この値を採用するなら、原発から80kmくらい離れないと駄目だ。でも、こっちの数字の方が実際的でしょう。

省略された違う単位の値を平気で並べて比較するマスコミは物事を理解して報道していないことがバレバレですが、
それを即座に指摘できなかった学者も、結局自分の専門以外わからない馬鹿ってことです。事実、医療現場やらアイソトープ現場の人やらの話も、自分たちの学問領域の主張をするばかりで、今回の件がどのような現実になっていて具体的にどう影響してくるのか、数値や研究論文やらを元に話している人は皆無。専門馬鹿ぶりを反省していただきたいです。

 - Media, Thinking ,

Comment

  1. ともちん より:

    blog update: オカルトはもういいよ。 http://www.airpucci.com/?p=2261

  2. とどころ より:

    RT @tomochin1: blog update: オカルトはもういいよ。 http://www.airpucci.com/?p=2261

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