ロケットを作る植松努さん

北海道で小型宇宙ロケット開発事業に取り組む、植松努さんの講演に行ってきました。「小作人根性」と呼んで普段から忌み嫌っているのですが、私は下らない常識が嫌いです。それでも普段の考え方の枠組みを外されてしまいました。このかた凄いです。

そして、このような方が注目を浴びるとは、いい時代になったのだなと思います。

人のラベリングが始まったのはいつでしょう?何となくクリスタル、田中康夫デビューの1980年頭ではないでしょうか?

植松氏は子供の頃から航空機開発に突出した才能を持ちながら、学校の先生方の心無い常識に潰されてしまいます。宇宙に行くなら東大に行かないと無理。正直私もそう思いました。しかし、彼はロケットを作った。小学生の頃、夢中で勉強した内容が実は大学レベルの内容だったらしいのです。そんな事、凡庸な学校教師にわかるはずもない。

どうせ無理という、凡庸な大人による子供への決めつけが子供の口から出るようになっている。夢の無い状況を危惧されていました。

理由の一つに、大人が子供に夢ある未来を見せていないことを挙げていらっしゃいました。これは私も凄く気になっていた。私達の世代が悪いのです。要領が良いのがよしとされて、面倒で難しい部分ができる人間を安くこきつかって上前はねるような人間が賢いと。。。冗談じゃない。

技術者は鵜飼の鵜にならないようマーケティングを身につけてほしいと願っていますが、植松氏は思いは招くとして、願えば必要なものが引き寄せられると言ってます。

夢は思えば願うもの(USの定義)、はかないもの(日本の定義)ではありません、とのこと。このような社会にしたいという夢を実現するために必要なものを導き出して、思って見る事とします。

植松さんのようなモノづくりはすばらしいと思いますし、日本人に一番向いている分野だと思います。しかし、植松さんがご指摘のように、付加価値が低いモノづくりは海外に出ていってしまいます。残念なことにグローバル時代の必然です。知恵を出すこと、ゼロから1を生み出すことに価値がある時代だとおっしゃってました。

絶対に海外で生むことができず、日本において恒久的に優れているものはないのか?と探したときに出てきたのが文化でした。文化は差異が価値であり、偏在から生まれるものであり、おまけに日本の文化は評価の高い歴史があります。ここをビジネスにできないかと考えたのでした。モノづくり以外のもう一つの軸づくりに取り組んでいきたいと決意を新たにしました。

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