心はいつもAirPucci (空元気でもいいから)

毎日がPucciを着ているような気分

才能か、努力か。

      2013/09/26



京都大学3年生のN君と知り合ったのは1996年頃だったと思う。
当時はブログがなく、自分のwebサイト(ほとんどがプロバイダ提供のホームページスペース)をもって自己主張をする人がちょっといた程度。

商用音楽の世界でプロになりたいと情報発信している彼を見つけるのは簡単だった。
とても頭のいい子で、デモを自分のサイトに公開していたのだけど、多才で新しいジャンルをあっというまに自分のものにしてしまう器用さ、といえばいいけど、小賢しさがあった。

「音楽は才能か、努力か」という論争をよくやった。文字よりも先に譜面を読み出した私は100%才能派で、なんでもあっという間に吸収してしまう彼は100%努力派。全然噛み合なくて毎回同じ論争していた。

「もう音楽はやめてしまおうかと思う」と珍しく弱気なことを言うので、小賢しさにうんざりしていた私は
「あなたの魅力は声と言葉にあるのだから、それを活かすといいのに」と論争ではなく、アドバイスをした。彼は何かを得て、その後デモが通り事務所とデビューが決まる。私もオーディションやデモが各所で通るようになった。

100%努力派だった彼の魅力は声という天性のものだった。もちろん、それを活かすためのトレーニングを彼はしてたけど。

「才能に加えてセンスが必要、センスを決めるのは血筋」と主張する私に彼は反発したけど、彼だって子供の頃からピアノを習い、親からよい教育を与えられたお育ちの良い子だった。

才能なんてものは、ある子にはあって、幼い頃から遅くとも中学生までには発現している。それを周囲の大人が見抜いて育てることができるか、あるいは幼いなりに子供自ら力を伸ばす努力ができるかどうかだ。大きく伸びるには前者が必要で、その道の大人のサポートがあれば血筋など要らない。

サラリーマン家庭に育った荒川静香さんは野辺山合宿で発掘されたし、北海道で育った熊川哲也さんは、ロイヤルバレエ団のキャラバンで発掘された。
「良い大人に巡り会う運」が才能のある子供には必要かも。

 - Thinking

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