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出た。電子書籍を阻む魔物「中間生産物」
このブログ久々。はおいといて。
先日DTP boosterなる印刷業者の勉強会に行ってきました。もろIT系な私は場違い。
そして、なんだか常識が通用しない。同じことを向こうも言いたいだろうな。私の立場はあくまでも電子書籍を楽しむ側だからね。とあるセッションで、「ePubとかPDFとかというフォーマットを生み出すような、中間フォーマットが必要だという議論がされている」という紹介があり、
いや~~~~~~~~な予感が
しましたですよ。ハイ。ここ、印刷業者の集まりですもんね。
やっぱりそうでしたよ。
実験る~む
印刷会社にあるのは「印刷用の中間生成物である最終データ」池田信夫blog
役所は電子出版に介入するなアナログ時代の印刷は、高度な技術とノウハウの蓄積で、その成果物「中間生成物」であるフィルムは会社としての生命線であることは理解できる。日本の印刷技術は世界一で、いろんな国の人に「紙も印刷もありえないほどキレイ」と言われ、日本人として本当に誇らしかった思い出があります。印刷物が海外旅行客に喜ばれる時代があったのです。それほどまでに日本の印刷技術は抜きん出ていた。
(なので、アメリカのMOOという名刺印刷サービスにwe love to printなんて日本人みたいなメッセージがあって、びっくりして思わず申し込んでしまったのです。)印刷という特性上、いったんできたフィルムを使えば、複製が比較的容易であることから、ノウハウに対する知的財産としての保護を求めた動きも理解できます。技術の買い叩き防止には必要なことですから。
でも、それはアナログ時代のもの。
電子出版はアナログ時代とはまったく別なモノ、inovativeなモノなのだ。
ちょっとした(いや、かなりの)センスがあれば、Adobeとかのソフトを使って、誰でもかっこいい版下を作ることができる。版下という概念も不要かも。最終稿を作って出しができるんだから。DTPの出現で組版工が不要になったように、紙の流通がデジタルメディアに変わることで、フィルム「中間生産物」も不要になるのだ。まあ、紙の流通が不要ってことは印刷会社そのものが不要ってことなのですが。
そこは、アナログフィルム時代に知的財産としての地位を獲得した「中間生産物」を電子出版にも持ち込んで、印刷業界として自らの延命を図る。まるでJALのOB/OGのような言いがかりだ。
ある印刷会社に勤めるDTPオペレーターにアルバイトでお仕事を頼んだことがある。
DMを作るというお仕事。当時私はイラレやフォトショを持っていなかったので、印刷会社に持ち込むai形式の版下が必要だった。その作成をお願いしたのです。・写真撮影は私がしたものをTiff形式で提供
・ロゴも私が作成したものをpng形式で提供
・レイアウトも指定
・文章も指定
・フォントとサイズも指定要するに思い描くイメージがあったので、出来上がりには満足(全部自作の素材だ)。
印刷所からあがってきたDMをスキャンし、ホームページに掲載したところ、DTPオペレーターから「著作権違反」の通告が来た。
アホですか。素材の著作権が全て私にあってレイアウトも指定したのに、たかがオペレーターごときに何の著作権があると聞いたら「中間生産物の著作権」だと。
中間生産物を印刷した表面をスキャンしているので、DTPオペレーターが作った中間生産物の著作権侵害に当たるとの主張でした。アナログの超高度なフィルム作成を依頼したのなら、私も中間生産物の著作権は認める。今回はただのaiファイル(イラストレータ)だ。素材の著作権もレイアウトも私が考えたものだからむしろ著作権は私にある。DTPオペレーターに依頼したのはあくまでもaiファイル作成作業であり、DTPオペレーターに認められるのはせいぜいaiファイルの所有権だ。
ちなみに、印刷会社は何の著作権侵害も言って来ていない。当たり前だ。
データ入稿しているので、おそらくデータを下に直接紙にインクを噴出して印刷しているはず。フィルムなんてものも存在しないのですよね。DTPオペレーターに支払うギャラはあくまでも技術料としてである。その人は著作と認められるような高度なレイアウト技術や感情表現など一切行っていない。
「中間生産物」とは、旧式プラットホームの住人が新式プラットホームにしがみつくための詭弁なのだ。
それよりも、今DTPオペレーターとして働いている人は、電子出版に必要とされるセンスを磨いて、デジタル出版したい人に欠かせないビジュアルデザイナー&レイアウトデザイナー&アートディレクター&電子出版専用ソフトウェア(InDesignがそうなるのかなあ?)オペレーターとしての地位を、個人で獲得したほうがいいと思います。
せっかくの変革の機会なのだから、変な詭弁にすがるのはやめて。勇気あるtransformを歓迎したいです。
大印刷会社の策略と大出版社の困惑と官僚の思惑から抜け出して、
クリエイター魂炸裂したインディーズなデジタル出版に期待してます。
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