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ロケットを作る植松努さん

北海道で小型宇宙ロケット開発事業に取り組む、植松努さんの講演に行ってきました。「小作人根性」と呼んで普段から忌み嫌っているのですが、私は下らない常識が嫌いです。それでも普段の考え方の枠組みを外されてしまいました。このかた凄いです。

そして、このような方が注目を浴びるとは、いい時代になったのだなと思います。 (続きを読む…) «ロケットを作る植松努さん»

5日で身に付く伝える技術

久々の書評。尊敬する先輩の推薦図書です。
「5日で身に付く伝える技術」読むだけなら5分で読めます。本当に。

プレゼンの様々なスキルを5日で身につけよう!と章立てされているのですが、本書で解説されている3つの「話上手になるポイント」とは、 (続きを読む…) «5日で身に付く伝える技術»

もう一度、Future Vision


2019年の世界。あと7年。
登場人物に日本人がいない事にも注目してほしい。
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報道が「放射性物質」「放射線」「放射能」を混同していてわかりづらい

「放射能がくる」と、どうどう書いて失笑をかったAERA。しかしテレビ報道を見ると、平気で「放射能がくる」「放射能で汚染される」と言うキャスターや畑違い学者も結構いて、さっぱり意味がわかりません。 (続きを読む…) «報道が「放射性物質」「放射線」「放射能」を混同していてわかりづらい»

オカルトはもういいよ。

今は多少落ち着いてきた感がありますが、福島の原発事故を巡る報道が変で訳わかんない。変というのは、「明らかに報道する側が物事を理解していない」という意味でです。 (続きを読む…) «オカルトはもういいよ。»

報道されている放射線量の単位がバラバラでわかりづらい

福島原発の事故、本来は地震被災者を心配すべきなのに、この事故に関心がいってしまいます。仕方が無い、起きてはいけない原発事故なのですから。M9.0という想定外の地震に12mという想定外の津波。40年前の古い&アメリカGE設計の原子炉が地震で止まらず(東芝や日立設計の原子炉は地震感知で自動停止した)、津波でバックアップ電源が失われ、制御系等が動かず最後の手段の冷却もバックアップ電源喪失のため使えないという、冗長設計を3重に破る危機。
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東京ガールズコレクション、見逃してしまったよ。

東京ガールズコレクションが3/5に開催されたのですが、
ライブ配信もあったようなんです。
配信元はGoogle、youtubeの。

Googleがやるってことで正直イマイチな印象をもち、実は放送を見ていなかったのですが凄かったみたい。残念。

youtubeなので録画配信なのかと思いきや、ライブで配信されたようです。しかも、ランウェイを歩くモデルさんが着ている服が同時にアイテム表示されて、そのままオンラインショッピングで買えるという新しい試み。凄い。
何らかのトラブルで、ランウェイを歩く順番が違ったら、サーバーに仕込んであった洋服リストの順番入れ替えも対応しなければならないけど、そういう準備もあったのかな。それとも絶対間違いなしの気合いで乗り切ったのかな。

そして、このイベントでの売上げはいくらだったんだろう?
憧れのモデルさんが華やかな演出で最新のアイテムを着て歩くショーは、ユーザーの欲しいというキモチを高める最高の手段(その分お金がかかる)だと思いますが、欲しいというキモチが熱いうちに即販売できるのは投資効果高いでしょうね。

ターゲットの女の子たち(おそらくガラケーしか持っていない)がどれくらいGoogleによる配信を見ていたのかも気になります。

お洋服のコレクションて、そのブランドのシーズンイメージを伝えるもので、実際にお店に並ぶ洋服とは違うコンセプチャルなものが発表されるけど、東京ガールズコレクションのいいところは、発表されるもの=お店に並ぶもの=買えるもの、ってところですよね。デザイナーやブランドからのコンセプト提示(啓蒙フェーズ)をすっ飛ばしていきなりリアル。

東京の女の子のファッションの受け手のレベル(センス、関心度)が高いので成り立つ図式ですが、そのセンスをリアルタイムで他の国がマネしていると聞きます。トレンドは発信しているのに、センスだけ横取りされる状態で製造と売上げを持っていかれてしまう残念な状況。

製造はアウトソースでよいので、企画と流通の最後を握り、世界に向けて自ら情報発信し、自分たちの価値をキッチリお金に換える試みはとっても良いですね。くやしいけどサムスン方式といいますか、今までの日本の製造業には無かった取り組み、あるべき姿だと思います。

「希望を捨てる勇気」その2

この本の「希望」とは、笑顔が似あう若者の希望ではありません。不況ネイティブな今の若者は、気の毒なほどに社会の抑圧的雰囲気を感じ取っています。しかし、年金満額支給で勝ち組といわれる60-65歳の団塊の世代は安泰が続くと信じており幸せそうに見えます(勝手な憶測。)そんな希望を捨てろと言いたい。

この本では半分近くを雇用環境による世代間格差について記述しています。
バブルがはじけ、大企業が不況のため新卒採用を削減したのは、奇しくも学力低下が進んだ団塊ジュニア世代からです。不況は一時的なものと思われていましたが、結局20年間続き、この間に正社員登用の違いによる世代間格差が生まれました。

著者の池田さんは1957年生まれ、NHK出身です。企業内の中高年余り「社内失業」にも言及し、原因を終身雇用制度と解雇規制にあると指摘しています。


(METI産業構造ビジョン概要より。2009年は社内失業率が13.9%あると指摘)

企業の若年層採用が進まないのは余った中高年のためだとこの本の中では結論づけていません。しかし、新卒採用が厳しさを増す昨今、中高年を解雇すれば新卒採用が進むという議論が見受けられます。これは本当でしょうか?

(上のグラフでは、社内失業率の高さは不景気と連動しており、転職市場が活発でないことと関係しているように見えます。)

池田さんが例に出しているのはNHKです。放送業界では、現場ディレクタークラスの30代がもっとも忙しいが、その後管理職になると現場を管理する必要以上の人員がおり、且つ、誰も辞めないため社内失業が多いとのこと。この構造は30代課長補佐クラスがもっとも忙しく、その後はポストが激減する(そのため天下り先を作る)官僚も同じです。

では、中高年を解雇すれば新卒採用は進むでしょうか?
放送局や官僚組織が必要としているのは即戦力。経験値の高い20代後半から30代を求めます。育成の余裕があるのなら、解雇した中高年の余剰分で新卒採用を増やすかも知れません。しかし、忙しい現場ですから、育成枠には限度があるでしょう。中高年の解雇は即戦力採用に向かうでしょう。

もう一つの例としてNTTを見てみます。


40代以降、特に50代以降が突出して人員が多く、非常にいびつな年齢構成です。これは1985年までNTTは公社であり、全国で人員を抱えていたことと関連します。50代以降の人は半公務員として採用された安定志向の人達のため転職も行わないという特殊事情があります。

仮にこの人達を解雇できたなら、新卒採用は増えるでしょうか?答えは否です。高齢の社員は、伝線技術者など技能職です。残念ながら彼らの技術は古くなっておりメンテナンス以外に活用ななく、今後消えていくもの、補充の必要はありません。(もちろん、技能職から営業職への配置転換も行われています)。古い技能者を解雇したところで新しい需要が増えて業績が上向きにならない限り、NTTのような斜陽産業では新卒採用は進まないでしょう。製造業を中心とした多くの日本大企業も同様な構造です。充足の必要がないスキルを持つ中高年が社内失業しているのです。

新卒採用の抑制も、一過性のものだったら多すぎる中高年のせいにできたでしょう。しかし、20年続いた不況で日本の産業が古くなり立ち行かなくなっているという根本的な問題が浮上しています。

経験者を採用し、それでも足りないときに未経験者(新卒)は採用されます。問題は中高年余りでも終身雇用でもない。新しい需要を生み出せない硬直した産業構造にあるのではないでしょうか?

モノ余りの時代だけど、自己を充足してくれる新しい価値があるものならば、既成のカテゴリーでも人は買い求める
新需要を創造するには、今までにない魅力的なものを創造するイノベーションが必要です。現状打破には、チャンレンジ精神あふれ、今までの常識にとらわれない柔軟な発想ができる若者にも期待したいところです。しかし、一部の優秀な人を除き若者が保守化してしまっている現在。学力体力ともに世界一だった日本の教育を破壊した日教組教育のせいだと言いたい。悔しくてなりません。

希望が生まれない限り、つづく。

いまさらながら「フラガール」

2006年公開の映画、ようやくDVDで見ました。テレビ放映も既にあったはず。。遅すぎる。。映画として見たかったというよりは、世の中の変化で閉塞的な環境に追い込まれた人達がどうやって希望を見つけたのか参考にしたかったのです。

舞台となった常磐炭鉱は1976年に閉山。今から3-40年前だ。意外と最近(100年以上くらい前のことだと思っていた)。

明治時代の殖産興業からエネルギー・製鉄業を支えた炭鉱は、現在は1箇所を除き閉山しているそうだ。新日鉄の八幡製鉄所跡地にできたスペースワールドは民事再生し、北海道の夕張炭鉱を擁した夕張市は市が財政破綻している。常磐炭鉱のレジャー産業への業態転換は石炭産業が斜陽化した1950年代後半に構想されたというから、着眼の速さに驚く。同時に、
・掘削で廃棄していた温泉湯を利用するという発想
・単なる温泉宿ではなくハワイアンを集客の目玉とする
・いずれ職を失う労働者の新しい受け入れ先とする
という、戦コンもびっくりのトリプルソリューション。何よりも、温泉湯という資源だけで(しかも炭鉱業では廃棄物扱い)、サービス業への大胆な業態変更を決断したのには驚く。今そんな計画をしたら労働組合の激しい抵抗でつぶされるだろう。全く違う職に挑むことは苦労の連続だったと思うけど、その後の八幡や夕張に比べて現在も職があり人々に喜ばれていることは常磐の人達にとって幸せに違いない(少なくとも不幸ではないと思う)。

当時の石炭業は輸入石炭の価格競争に負けるのと、エネルギー源が石油にシフトするのとで、斜陽が見えていたというのだから、あがなえない環境の変化に対する相当な悲壮感があったと思うけど、自ら変わることで希望を見出す人達が過去の日本にいて、しかも、それほど昔ではないという事実。前を向いて、自分から変わっていくこと・変化への対応を後手にしないことが大事なのはいつの時代でも同じだなあと感じました。

映画では、蒼井優ちゃん演じる炭鉱の娘が、街の将来を危惧する気持ちよりは、フラの先生に触発されて、反対する母と衝突するほどに強く「変わりたい」と主張する様子が印象的でした。東京からフラの先生として乗り込んだ立場から、炭鉱に生きる様々な立場の人々の反発を一身に浴び、それでもプロとしてのプライドは失わず、人との接し方を少しづつ改めていったフラの先生を演じる松雪泰子も人の情を感じさせてよいです。

フラガールスタンダード・エディション [DVD]
ハピネット・ピクチャーズ (2007-03-16)
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おすすめ度の平均: 4.5

5 松雪泰子の気っぷのよさとぐっとくる美しさが個人的には見所
5 みんな笑顔で働ける、そんな時代つくれるかも知んねー
5 何をしていいかわからない。
4 ベストキャスティング
4 「束縛からの開放」が観る者を元気づける。

「希望を捨てる勇気」その1

「希望を捨てる勇気」その0を書いて1ヵ月半。うう。この間、私には希望がなかった。希望ってなんだろう。
失われた20年。日本は低迷しています。もはや低迷が当たり前で不感症状態です。

成長分野に投資するのが継続成長の基本なのですが、いつまでも国外へ出て行った製造業に頼り、次の成長分野を見つけて挑戦していないのがそもそもの誤りなのです。明治時代の殖産興業では、繊維産業から造船へ終戦直後は鉄・重電から弱電器・自動車へと、成長分野に主力産業をシフトし成長続けた日本が、とうとうつまづいてる。なんかくやしいなあ。

1980年代、次の成長へのシナリオはあったのに。
私が中学生の頃にみせられた未来のへ青写真は、
「新エネルギー」「バイオ(医療、食糧など)」「サービス」だった。石油に頼ることなく十分なエネルギーが自給でき、輸入作物に頼ることなく食料もバイオテクノロジーによって安定生産でき、長寿は進むけど医療の発達で皆元気というのがイメージだった。全ては高付加価値産業のため、知力が重要になってくると。いろんな国が豊かになり往来が活発になるので英語は大事ですよと。

しかし、当時世界最高レベルだった教育のレベルを下げ、投資もやめてしまった。学力テストでは日本はずっとダントツの世界一だったのにね。

成長分野への国家レベルの投資が手薄ならば、起業すればよく、実際に起業しやすいよう各種規制緩和が行われました。しかし、開業よりも廃業・倒産のほうが上回る昨今。

この本の77pによると、昔は日本はベンチャー精神あふれる国だったのだそうだ。
1964-66年、廃業は多く44%だけど、新規開業は2倍以上(90%くらい?)

まあ、戦後から復興する時期で、「腕一つでやってやる」みたいな意気込みの人が多かったのでしょう。多くは中小企業から独立する人だったのだそうです。

みんなが明日を信じて希望をもてる時代だったから起業も多かった?
全体が成長軌道ににっていて、みんなが夢いっぱいでないと希望って持てないのだろうか。
起業が少なく廃業が多く若者の失業率が高いのは、希望がないせい?希望って個人の中に宿るものじゃないの?

今が内向きで暗いのは、単に「成長分野をよく見ていないからでは?」という気がしてきました。今現在ばかりを見て、未来を想起していない。既に世代交代を迎えているはずの大企業を見ていたら、そりゃ希望はないですよ。

つづく。

Amebloやってます